【資産・配当金考察】そのポートフォリオ、本当に利益が出てますか?(米国株編)
今回は米国株ポートフォリオが資産形成に寄与しているのかを考えます。
米国株の場合は為替もあるのでややこしいですが、ちゃんとお金を増やせているのか改めて確認していきます。
こちらが前回の記事(日本株編)です。コロナ禍で大きく下げた時期に始めたので、額こそ大きなものではないですが、キャピタルゲインもインカムゲインもしっかり取れています。
先に結論から言うと...
今回も先に結論をお伝えします。
- 二重課税状態かつ高配当でない銘柄がポートフォリオの一角を占めつつもそこそこの配当利回りを維持できている
- キャピタルゲインは実質的にはマイナスながら、円安の恩恵で円貨計算ではプラス状態
米国高配当ポートフォリオ
保有銘柄は以下の記事に記載しています。ちょっとだけ買っている銘柄が散乱していますが、基本はSPYDとEPIは毎月コツコツ継続購入しており、その他にAGGやVYMは余力があって下がったタイミングにボチボチ買い足しているような状態です。
インカムゲイン・キャピタルゲイン考察
米国株ポートフォリオ
総購入額:$ 4,968.73
時価評価額(現地時間2023/11/22終値計算):$ 4692.68
損益:$ -276.05
総配当利回り(昨期実績換算):3.97%
配当金:$ 197.44(税引き後:$ 145.38)
コロナショックのタイミングで出遅れていた日本株を買い始めたこととは対照的に、ある程度コロナショックから立ち直りつつあった状態で米国株に手を出したので、キャピタルゲインとしては5.6%ほど下落しています。
損益を配当で穴埋めしようとすると、同じだけ配当が出続けても2年はかかるような状態です。これまでに頂いた配当もあるので純粋に赤字ではないですが、良い状態ではないですね。
この断面だけで見ると失敗と言っても良いかもしれませんが、長く持つことを前提にしているのでめげずにコツコツ買い増しを続けるつもりです。
ここで、日本円に換算した場合も考えます。
これまで米国株を買い付けるためにドル円交換した為替レートの平均値は2023年11月時点で「126.28円/$」です。
”現在の”為替レートは刻々と移り変わるものなので、今回は計算しやすく「150円/$」を”現在の”為替レートとして考えます。
米国株ポートフォリオ(為替レート考慮版)
総購入額:$ 4,968.73 × 126.28円/$ ≒ 627,451円
時価評価額(現地時間2023/11/22終値計算):$ 4692.68 ×150円/$ ≒ 703,902円
損益:76,451円
総配当利回り(昨期実績換算):
($ 197.44 × 150円/$) / ($ 4968.73 × 126.28円/$) ≒ 4.72%
配当金:$ 197.44 × 150円/$ ≒ 29,616円(税引き後:21,807円)
このように、円安のメリットの部分を享受できているので、見かけ上はプラスになっています。仮に、今後円高方向に振れたとしても、それは米国株を沢山買いやすくなったと解釈すればよいので、どちらに転んでも美味しい部分をしっかり味わえるように、これからも米国株投資を続けていこうと考えています。
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